「大丈夫です」

さっきまでの恐怖心は消え、恥ずかしさがこみ上げてくる。


「立てそうですか、、?」

「え、、?」

手は赤く膝は少し擦りむいていた。

男の人の手を借りて立ち上がる。



「すみません。ありがとうございます。」

男の人にお礼を言い、恥ずかしかったから走ってこの場から立ち去ろうとした瞬間


「あのっ!!家ここらへんですか?、、、ってナンパじゃないですよ!」

焦る姿に思わず笑ってしまう。


「いえ、道案内して家に帰ろうと思ったらスマホの電源切れてちょっと迷子(?)に」

「え、、、ちょっと待ってね。」


スマホを触る男の人

何をしているかは分からなかったが、言われた通り待つことにした。