「んんっ、、、ん〜。」


大きく伸びをして目を覚ます。

カーテンをあけて保健室内を見渡すが、先生はいなかった。


真夏でも保健室は換気のためか、窓を開けているようで、

たまに暑さを感じる風がカーテンを揺らし、

隙間から女の子が寝ている姿が見えた。


長いまつ毛に小さな口、赤ちゃんのようなすべすべの肌。

まるでイラストのような女の子。



カシャ、、、。


ごめんなさい、絵のテーマにピッタリなんです、、、。


謝罪の意を心のなかで込めて、お辞儀をする。




保健室の使用記録が目に入る。

”1年1組 西野愛美”



頭に記憶し、教室に向かった。