真優「だって……私、特別可愛い顔面偏差値を誇ってるわけじゃないし、家柄だってすごくいいわけじゃないんだよ?」

李音「いや真優は可愛い」

真優「……へ?」
(からかわれてる……?!)


真顔でそう言う李音に、真優はどんどん頬を赤くして行く。


李音「そこら辺……いや、この世で唯一真優だけ可愛いそれはわかって。その上で、真優にか価値しかないんだ僕にとって」

真優「きゅ、急にどうしたの?お世辞とかいいよ」
(いくらお世辞でも行きすぎだよ……!!)

李音「お世辞じゃないよ?」

真優「か、勘違いしちゃうからやめて……!」

李音「だから、本当だって」

真優(最近のイケメンはこう言うことみんな言うのかな……?)


からかわれているということはわかりつつも、真っ赤になってしまう真優。


李音「ま〜ちゃんが可愛いのは本当だよ?でもそのかわいーの、俺だけでいいんだ」

真優「……?どういうこと?」

李音「ま〜ちゃんと独り占めしたいってこと」

真優「ど、どうして……!?」

李音「うーん、どうしてだろうね」


微笑みながら李音がそういうと、真優は困った顔をする。


真優「分からないからもういいや。ありがとう、朝ごはんとっても美味しかった!」

李音「ふふっ、それはよかった」

真優「私着替えてくるね」

李音「うん」


李音はにっこり微笑む。

だけど真優が部屋に戻って、悶えていた。


李音(あー……クソ可愛い)


頭を抱えながら、頭の中が真優可愛いが埋まっていく。