「◯◯社、那覇行きの飛行機にお乗りのお客様は4番搭乗ゲートに…」


アナウンスが流れる。

私たちの乗る飛行機だ。

私たち4人は、搭乗ゲートに急いだ。



飛行機の座席。

新幹線みたい。

ふふふ。

私は無性にテンションが上がっていた。



「お、俺たちの席、こことここだ。」



竜二先輩が座席を指差す。

やった、窓際だ。



「うーん、誰と隣になる?」



三星が首を傾ける。



「ダブルスのペアごと?」

「じゃんけん?」

「あっち向いてホイ?」



みんなが意見を出す。