大声で脅せば何とでもなると思っているのだろうか。

きっと、これまでも無抵抗な人間を脅して楽しんでいたはずだ。

「どうぞ、出来るものなら」

そう言って煽ってやると、予想通り乗っかってきた。

「このクソガキ!」

「後悔しても知らねぇからなっ」

「少しは楽しませてくれよ?」


ニヤニヤと気色悪い笑みを浮かべながら近づいて来る三人組。

「ガキだからって容赦しねぇからな」

「本気でどうぞ」

(負ける気がしない。練習台にもならなそうだし)