私たちの次は主従科・B組、従者科・A組、B組と続いて、

それぞれ、そのクラスの担任を先頭にして中に入っていく。

中は教室と同じように階段のような造りになっており、上に行くほど席が高くなっている。

私たちが入ってきたのは、ステージがある下のドアからで、すぐ前に新入生が全員、座れるように席が空いている。


後ろの高い席には気難しそうな顔をした恰幅の良いスーツ姿の男性や、着物に身を包んだ女性が座っていて、

生徒の保護者や、学園関係者が集められているようだ。

彼らは私たちが入ってきたことを確認すると、席から立ち上がって拍手で出迎える。

沢山の視線が突き刺さり、何だか居心地が悪い。

見定められている…、とでもいうんだろうか。