ラッピングを解いて箱を開けると、自分では買えないような洋服の数々。

その他、靴、帽子、ネックレスなどの装飾品、今まで縁のなかったメイク道具一式。

高級ブランドのロゴが入った財布やバッグもいくつか入っていた。

自分で持ってきたものはどれも必要なさそうだったが、高級品ばかりに慣れるのはダメな気がするので一応残しておこう。


全てを片付け終わって、冷蔵庫の中を確認したりテレビを見たりしているとあっという間に夜になった。

大分疲れていたのか、空腹よりも眠気が勝って、今にも瞼が落ちそうになる。

ソファーで寝るのはさすがに気が引けると理性が働いて、気合で部屋着に着替えてノロノロと寝室まで歩く。

フカフカのベッドにダイブすると、すぐに微睡みの中へ吸い込まれた。