そして条件は、学園の中でトップの成績を維持し、最高のパートナーを見つける事。
最高のパートナーは即ち、麟太郎でいうところのクドのような従者のことだ。
学園には主従コンテストというものがあり、一年に一回の頻度で開催され、三年生のみが参加資格を持つ。
学園に通う三年間で、どれだけ主従の仲を深められたかが競われるのだ。
それまでの成績も関係するが、
一番は、コンテストが開催される1ヶ月の間に数々の指令が下されるので、それを協力してこなしていくのが優勝への近道。
指令の内容は様々で、従者が複数いる場合は、一つの指令につき一人選んで挑戦する。
そして1位に輝いた優勝者には宝石が埋め込まれたリングが贈呈される。
そのリングには、meillerue relation(メイユール ルラスィヨン)の文字が彫られており、フランス語で『最高の関係』を意味する。