「待って!、、、さゆっ‼︎」

もういいから、、、ご幸せに。
もう私を傷つけないで?
それでも蓮は、昔と変わらずしつこい。

「さゆっ!」
「もう関わらないでよっ‼︎」


ああ、もう好きにさせないで、、、
諦めさせてよ。
そんな気持ちが、涙と共に溢れた。
もう何もかもがどうでも良い。
大袈裟かもだけど本当にそういう気持ちだった。


その日の夜は、1人で静かに泣いた。
本当に、好きになってしまった。