蓮は、私の事なら、何でも分かっちゃうみたいだ。しかし、今回は隠しとうさなければならない。

「ブッブー!ちがいま〜す!さすがの幼馴染でもさすがに悩みは当てられないよ〜。」

ふぅ。私にしてはうまいのでは?と謎に満足していると、
                
「さゆ、嘘下手。俺じゃなくていいから、1人で溜めずに誰かに話せよ?」

心配したような顔で言うと蓮は自分のクラスに帰っていった。


はぁ。
   
そんな事言ったらもっと惚れちゃうよ、、、


ずっとずっと。
今までは「幼馴染」という関係に満足して、
油断していたけど。

世の中そんな甘いものではなかった。