それからもしばらく沈黙が続いた。

沈黙の中、最初に口を開いたのはみゆだった。

「、、、嫌だよね、、、さゆの幼馴染だもん。嫌だよね。」

みゆはどんどんうなだれていく。
そんなみゆを見ていたら、私は思わず言っていた。


「だ、大丈夫!所詮は幼馴染だし?好きとかじゃ無いし、、、応援するよ!」


その後ものすごい後悔に追われた。

なんであんな事言ったんだろう。
何で嘘ついたんだろう。
私の思ってる事は、正反対なのに、、、。

    蓮、私も好きかもしれない。

    なんて事実今更言えない。
私がそんな事を考えてるうちに、みゆは安心した様な顔で言った。
「良かった、、、 安心した、、、」
みゆが話すごとに私の心はきゅうと締め付けられる様に痛くなっていく。