「、、、何って。さゆをベッドまで運んでくれたのも蓮くんだし、、、」

「はぁ?」

まさにその、最悪のパターンだった。
怒りと恥が湧き上がる。

「ちょっと⁈さゆっ?まだ熱、、」

お母さんの声に耳も貸さず、私は雨の中、
蓮の家に急いだ。


この時、少し嬉しく思ってしまう自分がいて、そんな自分が大嫌いだった。