ジロウはオレの部屋でお菓子を食い荒らした後、帰って行った。

っていうかあの野郎、お菓子食い過ぎだ。

そんな文句を抱きながらオレは、ローテーブルの上を専用のシートで拭き始めた。

ジロウのことを考えた瞬間、頭の中でジロウの言葉が木霊した。

うっかりバレたら…か。

ここ数ヶ月くらい、ずっと気にしていることだ。

周りのことはどうでもいい。

だけど…。

2人のことを思うと不安にもなる。