『ある意味すごいよな。そこまで徹底してると。』
幸せ過ぎた土日が終わり、翌週の月曜日。
その放課後のこと。
オレの家に遊びに来ている友達のジロウが、お菓子を頬張りながら言った。
悲しいことにオレは友達が少ない。
彼女以外で、ウチへやってくる物好きは貴重だ。
ジロウは昨年のクラスメイトで、今年は違うクラスだ。
オレが二股をしていることは、ジロウにしか話していない。
『当然。オレは二股紳士。2人と同時に真剣恋愛だ。』
はっきりと答えると、ジロウは呆れていた。
『いや…。今の発言はふつーにキモい。』
『ひど。』
『1人と付き合った方が良いと思うけどな。うっかりバレたらさ。お前、相当嫌われるぞ?』
ジロウが3つ目のポテトチップスの袋を開けながら言った。
オレもジロウが開けたポテトチップスの袋に手を伸ばしながら答えた。
『せっかく両方を貰えるチャンスがあって、片方だけしか選ばないのはもったいなくないか?』
『まぁ…。ジンが良いならいいんじゃないか?』
『ジロウもやったら?好きなヤツ、いるんでしょ?』
『やんねーよ!』
幸せ過ぎた土日が終わり、翌週の月曜日。
その放課後のこと。
オレの家に遊びに来ている友達のジロウが、お菓子を頬張りながら言った。
悲しいことにオレは友達が少ない。
彼女以外で、ウチへやってくる物好きは貴重だ。
ジロウは昨年のクラスメイトで、今年は違うクラスだ。
オレが二股をしていることは、ジロウにしか話していない。
『当然。オレは二股紳士。2人と同時に真剣恋愛だ。』
はっきりと答えると、ジロウは呆れていた。
『いや…。今の発言はふつーにキモい。』
『ひど。』
『1人と付き合った方が良いと思うけどな。うっかりバレたらさ。お前、相当嫌われるぞ?』
ジロウが3つ目のポテトチップスの袋を開けながら言った。
オレもジロウが開けたポテトチップスの袋に手を伸ばしながら答えた。
『せっかく両方を貰えるチャンスがあって、片方だけしか選ばないのはもったいなくないか?』
『まぁ…。ジンが良いならいいんじゃないか?』
『ジロウもやったら?好きなヤツ、いるんでしょ?』
『やんねーよ!』