だけど……。


ピーンポーン。


家に誰か来たようだった。

基本的に出ないけど、一応誰が来たのか確認すると……。


「秋斗……?」


秋斗に奏に悠ちゃんがいた。


急いで玄関のドアを開けると、


「「「メリークリスマス!!」」」


3人はそう言って、私にプレゼントを渡してくれた。



「み、みんな……ありが、とう……」


声が震えて、涙がこぼれ落ちてきた。

だって、独りぼっちで過ごすようだと思っていたから。



「莉乃泣かないで、よしよし」


奏に抱きしめられて、背中をさすられる。


「おい何抱きついてんだよ!!」


悠ちゃんは怒って、秋斗は微笑ましそうにしていた。