「ちょ……っ、何してるんですか、
人の部屋ですよ、勝手に開けないで下さいっ!の……っ、覗きです!変態……きゃあ……っ」

立ち上がって1歩踏み出そうとしたら
足を滑らせてバランスを崩してしまった私は

転ぶ……っ、

そう思って目をギュッと瞑った。

バタン……ッ

けれど転んだ感覚は無くて
その代わり
体をギュッと抱きしめられる感覚……

「……っ」

ゆっくりと目を開けると
私は光くんの腕の中だった。