「芽来!あんた遅かったね!?」
「ごめん、寄り道してた。」
「ちょっと!どこ行ってたの!」
お母さんの声が聞こえるけど。
全部無視して、わたしは自分の部屋に入ってベッドに倒れ込むように横になった。
まだ、心臓がバクバクしてる。
怖かった、本当に怖かった。
腕とかに刺青いれてる人が何人もいた。
「怖いことされてないのに…。」
なんでか分からないけれど、じんわりと鼻の奥がツンと痛くなってきた。
泣くな、泣くな。泣くな。
何も酷いことされたわけじゃない、大丈夫。
「…あ…。」
あの時、撫でられた髪。
思い出したいわけじゃないのに何故か思い出す。
それでまたドキドキしてる。
「ごめん、寄り道してた。」
「ちょっと!どこ行ってたの!」
お母さんの声が聞こえるけど。
全部無視して、わたしは自分の部屋に入ってベッドに倒れ込むように横になった。
まだ、心臓がバクバクしてる。
怖かった、本当に怖かった。
腕とかに刺青いれてる人が何人もいた。
「怖いことされてないのに…。」
なんでか分からないけれど、じんわりと鼻の奥がツンと痛くなってきた。
泣くな、泣くな。泣くな。
何も酷いことされたわけじゃない、大丈夫。
「…あ…。」
あの時、撫でられた髪。
思い出したいわけじゃないのに何故か思い出す。
それでまたドキドキしてる。