「アイス買われますか?」
「うん。
これ、藤雅が好きなやつだから。」
「冷凍庫に入れておきましょう。
若がお戻りになられたら、お二人で食べてください。」
「そうだね。」
他にも、勉強のお供になりそうなものを買って。
スタジオには寄らずに、帰路についた。
アイスがあるから、少し急ぎ目に。
買ってきたアイスを食べながら、定期テストの勉強を進めていく。
リビングのテーブルで教科書を広げているけど、今日は蒼樹がずっといるから何だか気まずい。
邪魔しないように、と配慮してくれてるのか。
いつも以上に静かだから、余計に。
「ねえ。
ひとつ聞いてもいい?」
「なんでしょうか。」
「藤雅、浮気してる?」
「な…!
そんなわけ、あるはずがない!」
わたしの問いに、蒼樹にしたら珍しく声を張り上げてきたから。
びっくりして、問題集から思わず顔をあげた。
「若は、若は…浮気なんてしない。
それは貴女が、一番分かっているはずだ…!」
「……。」
「あの方が、どれだけ貴女を大切にしているか…。
俺たちが見てきた中で、若が貴女に向ける顔はどの女とも違う。
それは、間違いないです。」
「…そうだね。
きっと、藤雅は今色々大変なんだね。」
「うん。
これ、藤雅が好きなやつだから。」
「冷凍庫に入れておきましょう。
若がお戻りになられたら、お二人で食べてください。」
「そうだね。」
他にも、勉強のお供になりそうなものを買って。
スタジオには寄らずに、帰路についた。
アイスがあるから、少し急ぎ目に。
買ってきたアイスを食べながら、定期テストの勉強を進めていく。
リビングのテーブルで教科書を広げているけど、今日は蒼樹がずっといるから何だか気まずい。
邪魔しないように、と配慮してくれてるのか。
いつも以上に静かだから、余計に。
「ねえ。
ひとつ聞いてもいい?」
「なんでしょうか。」
「藤雅、浮気してる?」
「な…!
そんなわけ、あるはずがない!」
わたしの問いに、蒼樹にしたら珍しく声を張り上げてきたから。
びっくりして、問題集から思わず顔をあげた。
「若は、若は…浮気なんてしない。
それは貴女が、一番分かっているはずだ…!」
「……。」
「あの方が、どれだけ貴女を大切にしているか…。
俺たちが見てきた中で、若が貴女に向ける顔はどの女とも違う。
それは、間違いないです。」
「…そうだね。
きっと、藤雅は今色々大変なんだね。」