藤雅のところに戻ると、案の定彼はイライラしてようで。
近くにいた組員の人に、「お戻りになられて安心しました。」と一言もらった。
「何してたんだ?」
「タオル探しに行ってた。
ハンドタオルしか持ってこなかったけど、大きいのも持ってこればよかったね。」
ピンク色のハンドタオルで、わたしを抱きしめてる藤雅の額を拭く。
咄嗟についた嘘だったけれど、我ながら上出来な嘘だと思う。
嬉しそうに目を細める藤雅が、なんだか猫みたいで可愛い。
「芽来さん、これ良かったら食べてください!」
「え、あ…ありがとう、ございます。」
近くにいた組員さんに渡されたのは焼きバナナと焼きマシュマロにチョコレートがかかったもの。
BBQなんて、初めてやったからよく分からないけど…これも定番なの?
なんて、疑ってたのも一瞬で。
いざ食べてみたらめちゃくちゃ美味しくてびっくりした。
近くにいた組員の人に、「お戻りになられて安心しました。」と一言もらった。
「何してたんだ?」
「タオル探しに行ってた。
ハンドタオルしか持ってこなかったけど、大きいのも持ってこればよかったね。」
ピンク色のハンドタオルで、わたしを抱きしめてる藤雅の額を拭く。
咄嗟についた嘘だったけれど、我ながら上出来な嘘だと思う。
嬉しそうに目を細める藤雅が、なんだか猫みたいで可愛い。
「芽来さん、これ良かったら食べてください!」
「え、あ…ありがとう、ございます。」
近くにいた組員さんに渡されたのは焼きバナナと焼きマシュマロにチョコレートがかかったもの。
BBQなんて、初めてやったからよく分からないけど…これも定番なの?
なんて、疑ってたのも一瞬で。
いざ食べてみたらめちゃくちゃ美味しくてびっくりした。