「芽来ー！李月ー！
遅れてマジでごめんね〜！」



李月と合流して、少ししてから。
柑奈はわたしたちを見つけて走ってきた。


夏休みになって、この人たちに会うの初めてかもだから。
私服の夏服見るの、初めてだ。


柑奈らしいピンク色の膝上ワンピース。
お花が散りばめられていて、ふわふわした感じのシフォン生地がぴったりだ。

李月は、シンプルに英語の書かれたTシャツにショートパンツ。
高めのヒールサンダルを履いていて、スタイル良すぎる。


そんなわたしと言えば。
クローゼットから適当に出してきた、薄手の長袖シャツに黒のスキニー。

もう少しオシャレでもしてきたら良かったかな…。
そんな後悔今しても遅い。