今日はなんと最後の通院日。夏から始まり約5ヶ月。ようやく腕が治った。まだリハビリがあるらしいが、包帯からはおさらば。身軽になったし、痛みからも解放された。今日の天気は快晴。身も心も穏やかだった。今日は真結さんと何をしようか、そんなことを考えながら病室へ向かった。
「…ゆう!!真結!!」
叶汰の叫び声が聞こえ、俺は病室へ駆け込んだ。
「何があったんだよ」
「さっきまで元気に話してたんだ。急に静かになったと思ったら痙攣しだして…」
「ナースコールは」
「もう押した。すぐ来てくれると思うけど…」
すると廊下から数人の足音が聞こえてきた。担当医の先生とおばちゃん看護師だった。
「痙攣が激しいな…今すぐ投与して」
医者はこんな状況でも落ちつていた。すぐに、痙攣を止める薬が投与された。しかし、ついに機械のアラームが鳴った。
「心停止だ、電気ショックの準備」
医者が心臓マッサージをし始めて、初めて今目の前で真結さんが死にかけていることがわかった。
「真結!!真結!!」
叶汰はずっと泣き叫んでいた。その横で俺は、状況を理解することでいっぱいいっぱいで声なんて出なかった。
「チャージ出来ました。離れてください!」
というおばちゃん看護師の声に俺らは後ずさることしか出来なかった。電気ショックに彼女の体が躍動してもなお、アラーム音が鳴り止むことはなかった。医者は再び心臓マッサージを始めた。
「チャージ出来ました」
おばちゃん看護師が再び電気ショックを行おうとした、その時だった。
「…ゆう!!真結!!」
叶汰の叫び声が聞こえ、俺は病室へ駆け込んだ。
「何があったんだよ」
「さっきまで元気に話してたんだ。急に静かになったと思ったら痙攣しだして…」
「ナースコールは」
「もう押した。すぐ来てくれると思うけど…」
すると廊下から数人の足音が聞こえてきた。担当医の先生とおばちゃん看護師だった。
「痙攣が激しいな…今すぐ投与して」
医者はこんな状況でも落ちつていた。すぐに、痙攣を止める薬が投与された。しかし、ついに機械のアラームが鳴った。
「心停止だ、電気ショックの準備」
医者が心臓マッサージをし始めて、初めて今目の前で真結さんが死にかけていることがわかった。
「真結!!真結!!」
叶汰はずっと泣き叫んでいた。その横で俺は、状況を理解することでいっぱいいっぱいで声なんて出なかった。
「チャージ出来ました。離れてください!」
というおばちゃん看護師の声に俺らは後ずさることしか出来なかった。電気ショックに彼女の体が躍動してもなお、アラーム音が鳴り止むことはなかった。医者は再び心臓マッサージを始めた。
「チャージ出来ました」
おばちゃん看護師が再び電気ショックを行おうとした、その時だった。