俺は軽い足取りで病院まで行った。腕の診察のことを忘れそうなくらい、頭は真結さんでいっぱいだった。病室に入ると、今日の彼女はお昼のバラエティ番組を見ていた。
「見てください、陽介さん。今、私の大好きな企画やってるんです」
俺がテレビを覗くと、芸人が視聴者から集めた数多のあるあるを紹介する企画であった。今日のテーマはどうやら『病院』らしい。
「♪〜ドラマなら可愛い看護師ばかりでも実際はおばちゃんばかり〜♪」
そう聞こえてきて、いつもいるおばちゃん看護師の顔が浮かび、俺は吹き出しそうになった。彼女はおなかを抱えてケタケタと笑っていた。彼女の笑う姿を見ると、いつもここが病院であることを忘れてしまう。彼女が笑うと、ふわっと周りが明るくなる。
「はぁおなか痛い」
彼女はその企画が終わるまでずっと笑い続けていた。
企画が終わると、彼女の思い出し笑い以外は静かな病室になった。静かなのがむずがゆくなって、俺はつい、気になったとことを口にしてしまった。
「見てください、陽介さん。今、私の大好きな企画やってるんです」
俺がテレビを覗くと、芸人が視聴者から集めた数多のあるあるを紹介する企画であった。今日のテーマはどうやら『病院』らしい。
「♪〜ドラマなら可愛い看護師ばかりでも実際はおばちゃんばかり〜♪」
そう聞こえてきて、いつもいるおばちゃん看護師の顔が浮かび、俺は吹き出しそうになった。彼女はおなかを抱えてケタケタと笑っていた。彼女の笑う姿を見ると、いつもここが病院であることを忘れてしまう。彼女が笑うと、ふわっと周りが明るくなる。
「はぁおなか痛い」
彼女はその企画が終わるまでずっと笑い続けていた。
企画が終わると、彼女の思い出し笑い以外は静かな病室になった。静かなのがむずがゆくなって、俺はつい、気になったとことを口にしてしまった。