「おはよ、モミジ。
アナタのオサナナジミいつ見ても相変わらず
イケメンネ」


所々、カタコトでふざけた調子で
朝から明るいユキ。


「ソウナノヨ、私の自慢のオサナナジミ。
性格もとってもイイヤツ。ユキになら紹介シテモヨシ」


私もふざけて返す。


「モミジのカタコト似合わない〜
日本の美の象徴のような顔してさ、笑」


私は癖のない黒髪で真っ黒な瞳なので
そう見えるらしい…


「化けてでましょうか?」


「うーん、モミジだったら大歓迎!笑」


はい、今日も朝から学校が楽しいです!笑


教室に入ると、サヤカが待っていた。
ユキとサヤカとは中学からの親友なんだ!


うちの高校は成績順で
クラス分けがあるから
高校に入ってからは
樹とは一度も同じクラスになってません。


ちなみに6クラスあり上から
S、A、B、C、D、E


樹はS組、私達はA組。
テスト10日前になると樹に頼み込んで
1日だけ勉強を見てもらってる。