まぁ、何回か会って慣れれば
なんとかなるかな?


慣れるまでは
樹ならあの顔で
充分カバーできるでしょう。


考えすぎると頭の中こんがらがるから
やめよ、、、


「はぁ…」


私は小さく溜め息を吐いて気合いを入れ
合鍵を使って樹家に入った。


「ただいまぁー」


部屋に入ると
樹がママ達が作り置きしてくれてた
料理を温めてくれていた。

手洗いしてダイニングの椅子に腰をかけると
料理が運ばれてきた。


レストランみたいだ!笑
こんなウェイターいたら店に行列できるわ。


お皿や箸を差し出して世話を焼いてくれる。
そして、私の向かい側に腰をかけると


「紅葉? 何かあった?
ここのとこシワ寄ってるぞ」

と、手を伸ばすと人差し指で私の眉間をツンツンとタッチした。