お泊まりの夜。

「ん?どうしたの?」


じーっと見られている気がして聞いてみると


「あー、やっぱ無理」

え、


次の瞬間、唇に触れた熱。


「ごめん、我慢できなかった可愛すぎて、」





ぶわっと顔に熱が集まるのを感じた。


「はは、かわい、」


私の肩に顔を埋めてぎゅっと抱きついてくる廉くん。

甘えてくるようなそれに胸がじんわりと温まった。

今日は甘えたい気分なのかな?


あ、


そうだ!


今日は私がいっぱい甘やかしてあげよう!