その3
麻衣
”ジューッ!”
実際に音はしてないんだが、”こんな時”は脳の中でリアルに響くもんだ
私は”ギャーッ”と心の中で叫びながらも、歯を食いしばった
瞬く間に脂汗が体中から滲み出る…
それは、私が自分を”挑発”している、まさにその瞬間だった
頭の中で5カウント数え、私はタバコを自分の腿から離した
「ハア、ハア、ハア…」
私はこの間、真樹子さんの眼を見続けていた
真樹子さんからしたら、私の引きつった顔が焼きついただろう
「ハア、ハア…、じゃあ、次は先輩ですよ。フウーッ…、まあ、あっという間ですよ、こんなの…」
私は用意していた、大きめのハンカチを左腿にあてがい、軽く縛った
その作業中も、真樹子さんの顔から視線は外していない
「ああ…、あわわ…、いやよ。無理よ、私…」
...
おびえる真樹子さんの顔は、引きつってるのを通り越して歪んでる
私はもう一本、タバコの取り出し、今度は私が自分の口で咥え、火をつけた
そして、真樹子さんのすぐ正面に私も正座した
もう、お互いの体がくっつくくらいの距離だ
真樹子さん、もう涙目で、上下の歯がぶつかり、ガクガクと震えているのがわかる
「あわわ…、ああ…」
私は真樹子さんのスカートをゆっくり捲り、左の太ももの内側をやさしく撫でた
煙がくねるタバコを左手に持ち替えた私は、囁くように言った
「いきますよ。でも、先輩は短縮版でいいわ。3つ、カウントダウンするから…。頑張って」
真樹子さんの額からは、もうすでに汗がポタポタと床に滴り落ちている
私は真樹子さんの体を抱くような体制で、一気に左の腿へそれを当てた
「ギャー!熱い、熱いよー!ワー!」
私の体にしがみつきながら絶叫だ
...
「3、2、1…、はい!」
私は、今度は声を出して、心持ち早くカウントダウンした
「先輩、終わりましたよ」
「わあー!あー!ハア、ハア…、ううっ、ううっ…」
どうやらパニクってるようだ、この人…
私は、もう一枚ハンカチを出し、真樹子さんの太ももへあてがった
「はい、これであなたの確認作業は終了。私たち、繋がったのよ、強く固く…。たった今ね」
「わー!あー!」
そう泣き叫んでる真樹子さんは、私の体に抱きついて離さない
私も抱いてる手で、よしよしってやつだ、ハハハ…
麻衣
”ジューッ!”
実際に音はしてないんだが、”こんな時”は脳の中でリアルに響くもんだ
私は”ギャーッ”と心の中で叫びながらも、歯を食いしばった
瞬く間に脂汗が体中から滲み出る…
それは、私が自分を”挑発”している、まさにその瞬間だった
頭の中で5カウント数え、私はタバコを自分の腿から離した
「ハア、ハア、ハア…」
私はこの間、真樹子さんの眼を見続けていた
真樹子さんからしたら、私の引きつった顔が焼きついただろう
「ハア、ハア…、じゃあ、次は先輩ですよ。フウーッ…、まあ、あっという間ですよ、こんなの…」
私は用意していた、大きめのハンカチを左腿にあてがい、軽く縛った
その作業中も、真樹子さんの顔から視線は外していない
「ああ…、あわわ…、いやよ。無理よ、私…」
...
おびえる真樹子さんの顔は、引きつってるのを通り越して歪んでる
私はもう一本、タバコの取り出し、今度は私が自分の口で咥え、火をつけた
そして、真樹子さんのすぐ正面に私も正座した
もう、お互いの体がくっつくくらいの距離だ
真樹子さん、もう涙目で、上下の歯がぶつかり、ガクガクと震えているのがわかる
「あわわ…、ああ…」
私は真樹子さんのスカートをゆっくり捲り、左の太ももの内側をやさしく撫でた
煙がくねるタバコを左手に持ち替えた私は、囁くように言った
「いきますよ。でも、先輩は短縮版でいいわ。3つ、カウントダウンするから…。頑張って」
真樹子さんの額からは、もうすでに汗がポタポタと床に滴り落ちている
私は真樹子さんの体を抱くような体制で、一気に左の腿へそれを当てた
「ギャー!熱い、熱いよー!ワー!」
私の体にしがみつきながら絶叫だ
...
「3、2、1…、はい!」
私は、今度は声を出して、心持ち早くカウントダウンした
「先輩、終わりましたよ」
「わあー!あー!ハア、ハア…、ううっ、ううっ…」
どうやらパニクってるようだ、この人…
私は、もう一枚ハンカチを出し、真樹子さんの太ももへあてがった
「はい、これであなたの確認作業は終了。私たち、繋がったのよ、強く固く…。たった今ね」
「わー!あー!」
そう泣き叫んでる真樹子さんは、私の体に抱きついて離さない
私も抱いてる手で、よしよしってやつだ、ハハハ…