「達哉ー?何するんだ?」

「あ、塩ラーメン」

全員分のお金を払うと、先に着いた

俺らが席に着いてもチラチラと視線が刺さる




食べ終わると午後からも練習が始まる

俺は音楽をしている時が1番、嫌なことを忘れられるから、この時間が大好きだ

「達哉、さっきよりいい感じじゃんかよ」

響輝さんは俺の肩に腕を置いて、頬を突っついてくる

「やめてくださいよー」

「そう言って満更でもなさそうだけどな」

「もう」

正直このメンパーにからかわれるのは嫌いではないかな

「よし、今日はここまで〜。明日はオフの日だからな。また木曜日集まろうぜ」

明日は久しぶりの一日オフの日だから、琴美のお見舞いに行こうと思っているところ