まさかの図星を突かれてしまい、びっくりした私は、一瞬頭が真っ白になった。

ど、どうしようっ! やっぱり、ソウくんには気づかれてたんだ!

しかも、よりによって予知能力だって言い当てちゃうなんて、どれだけするどいんだろう。

だけどここで正直に打ち明けてしまったら、それこそどうなるかわからない。

また昔みたいに気味悪がられるかもしれないし、ヘタしたら、学校にいづらくなってしまうかもしれない。

せっかく平和な学園生活を送れてたのに……。

そう考えるとやっぱり、ここはうまくごまかすしかないよね。

だってべつに、証拠なんてないんだし……。

「そ、そんなっ。たまたまだよ。ほら、ソウくんだって石川くんの模型だけ音が違ったって言ってたでしょ。私もその音で気づいただけで……」

私が苦笑いしながら答えたら、ソウくんは視線をそらすことなく。

「いや、あれは俺がテキトーについたウソだから。実際、音はほかの模型と一緒だったし」

「えぇっ!」

そ、そうだったの⁉

「じゃあ、なんで……」