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大変·····。
口が滑っちゃった。
病気のこと話すつもりなんてないのに。



「あ、えっとすみません。
昨日も相談に乗ってもらったのに私、文句ばかり言ってますね。」



ごまかせるかな。どうしよう、どうしたら·····「話を聞くの、俺嫌いじゃないよ。
君はいつも誰かの事を想って話してるから。」


「…えぇ、?
私はいつも自分のことばかりですよ····。」



誰かのことなんて自分の頭の中には無い。



「自覚がないだけでしょ。
笑えないって自分自身にはそんなに問題じゃないと思う。
だって笑ってたって笑わなくたって自分は自分なんだから。 」



笑えなくても自分は自分·····。


「だけどそこに桜樹が入ったら?
君が仲間はずれにされてる姿を桜樹が見ればきっと心配する。
そんな桜樹の姿を見るのが嫌だから君は笑えない自分はダメなんだって思ってるんじゃない?
大学の先生?の今を必死に生きるって絶対に大学に通うってことじゃないと思う。
趣味がなくても何か全力でできることはあるはず。
だけど大学を勧めてくれた桜樹のために卒業したいって思ってるんじゃない?」