これが今の私の素直な気持ちだ。
死ぬまでに1度でいいからお兄ちゃんの役に立ちたい。
私はお兄ちゃんの目を見つめた。



「·····わかった。
桜音羽の気持ち嬉しいよ。」



ふにゃっと笑って頭を撫でてくれた。



「だけどこれだけは忘れないで。
桜音羽はそこにいてくれるだけで
俺のエネルギーになるんだよ。」



すごく嬉しい。
お兄ちゃんがそう思ってくれてて。·····だけどそのエネルギー《私》を失ったらお兄ちゃんはどうなっちゃうの?



「じゃあメンバーと事務所の人に連絡してくる。
その後、明日やって欲しいこと伝えるね。」



お兄ちゃんは自分の部屋へ入っていった。
その後は仕事内容を聞いて私たちは眠りについた。
不安だけどお兄ちゃんの為に自分で決めたことだ。




頑張ろう。