私の名前は桜樹 桜音羽(さくらぎ おとは)。
18歳の大学1年生。
特に個性もなく、ごく普通の大学生。
今日も友達と3人で何気ない会話をして過ごしてる。



「マジでうちの兄貴ないわー。」


「小言多いのはしんどいわ(笑)」



そんな話をしている。



「顔を見る度に色々言っていってきてさー
桜音羽も酷いと思わない?」



私の悪いところは友達の話に共感できないところだ。



「うーん、お兄さんもきっとみーちゃんの事が大切だから、心配だからこそ色々言いたくなるんだと思うよ?」



子供の頃はそのせいでクラスの輪にあまり入れなかった。
でも私のたった2人の友達はこんな私とも笑って過ごしてくれる。



「優しいなぁ。」


「私の癒し!」



そんな会話をしていると抱きしめられる合図。