私にはこれくらいしか言えない。
もちろん出来ることがあるならしたい。


「·····、じゃあどこか行こうよ。」

「そんなことでいいんですか?」

「俺にとっては超重要!」




なにかお仕事の参考にしたいとか?
わかんないけど·····「私に出来ることなら!」


失礼なことを言ってしまったのは私だ。
それに、碧音さんとのお出かけなんて嫌なわけない。



「じゃあ、水曜午後から休みだから待ち合わせて行こう。
また連絡する。」

「待ってます!」



そのまま電話は切れた。
碧音さんとお出かけ·····、どうしよう楽しみだ。




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「年上が余裕の無い嫉妬って最悪じゃん·····。」
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数日後、ついに水曜日がやってきた。
午後2時に碧音さんと出かける日だ。
男装メイクは時間がかかるから午前のうちに準備を始めた。



「よしっ·····!」


何とかそれなりには見える。
家のことを終わらせ服を着替えてメイクをした。
もう準備はバッチリ。
あと1時間後に待ち合わせ。


・・・・・・・


することも無いし、もう家を出ちゃおうかな。
戸締りの確認して私は家から出た。
碧音さんとの待ち合わせ場所はここから20分くらいの場所。
ゆっくり歩いていこう。