「テーマパーク、行きたかったの?」


「友達と行ったことがないので楽しそうだなぁって····」


………………………………………



「違いますよ!?小戸森さんのことをの友達だなんて⋯」



失礼なこと言っちゃった。
なんて謝れば·····「確かに、友達は嫌かも。」



いくら小戸森さんが優しくたって嫌に決まってる。私はもう一度謝ろうとした。



「すみま⋯「でも名前で呼んで欲しい。」


名前·····?見透かしたように小戸森さんは言ってきた。



「カラフルBOYSは名前呼びなんでしょ?
俺も名前がいい。」


「全員という訳では無いですけど·····」


「今日いた木下は名前じゃん。」



急にどうしたんだろう。
名前で呼んじゃっていいのかなぁ。



「····碧音さん?」


「なぁに?んふふ。」



名前がいいって言ったから呼んだのに。
なんだか今日の碧音さんは「⋯子供みたい。」



「⋯なんて?」


「呼び方を気にするなんて可愛いなぁ⋯と。」



「子供じゃないし。
俺は立派な大人ですー。」



最初の言葉が聞こえてたらしい。
なんだか碧音さんが冷たい。
許して欲しい。
でもどうすれば⋯



「どうしたら許してくれますか?」