褒め言葉として·····それってすごく難しそう。



「SNSに書いている人達は少なからずみんなドラマや、映画、歌·····僕達の仕事を見て感想を言ってくれてるわけだしね。」



そうか、その人たちはカラフルBOYSを見たからこそ肯定したり否定したりしているんだ。



「楓さんはかっこいいですね。
私も、そうなりたいな。」


強く生きたい。



「なれるに決まってるし。」



楓さんは笑った。



「僕達さ、友達になろうよ。
アイドルとマネージャーじゃなくて、ひとりの人間として。」



友達·····、作ってもいいのかな。
悲しませちゃうかもしれないのに。



「私が⋯すごく酷いことをしても許してくれますか·····?」



楓さんはキョトンとした顔をした。



「間違えた。
友達じゃなくて“親友”
僕はさ、親友のやることはなんでも信じる主義なんだよね。
だから、自分が正解と思うんならそれでいいんじゃない?あ、それとも親友なんて嫌?」