「桜音羽がそう言ってくれるのは嬉しいけど、まずは先生と相談しなくちゃ。
マネージャーの仕事は大変だし、体力的にも心配。
明後日病院だからその時相談しよう。
先生から許可が降りれば俺から事務所に話すから。
あ、でも事務所がOK出すとは限らないからあんまり期待しないでね。」


「いいの·····?」



少し不安だった。
今までメンバーの人に会わせてくれなかったり、仕事と関わらせてくれなかったから。



「妹に一緒にいたいなんて可愛いこと言われたら断れないでしょ。」



照れてる·····この前から見たことの無いお兄ちゃんを沢山見てる気がする。



「私、お兄ちゃんのこと大好き!」


「俺も·····、」



お兄ちゃんは言いかけてそのまま動きが止まってしまった。


・・・・・・?


「もしかして、俺じゃなくて碧音さんに会いたいから手伝うって言ってるんじゃないよね?」