「んぅ、、、」

あっ、生きてる、、、。

手術、終わったんだ。

それはすごくすごく嬉しいんだけど、

すごく胃が気持ち悪い。

麻酔が残ってるんだろうな。

吐きそう、、、

点滴とか心電図とかありすぎて

トイレまで行けない、、、

どうしよう。

そんなことを考えていると、病室のドアが開いた。

「はな?気がついた?」

「蓮くん、、吐きそ、、」

「麻酔強かったかな、、、

吐けるなら吐いちゃったほうがいいんだけど、

吐けそう?」

「蓮くんの前で吐きたくない、、、」

「はなのこと汚いとか思わないよ。

ほら、口開けて。」

いつの間にか手袋をつけてる蓮くん。

蓮くんには駄々をこねても無駄だし

渋々口を開けた。