「はな。

病院ついたよ。

もう大丈夫だから。」

いつのまにか病院についたみたい。

ふたたび抱きかかえられた。

遠くから佐倉先生の声も聞こえる。

「はなちゃん?

大丈夫だからね。

落ち着いて呼吸して。」

「っん、、むり、、できな、、」

「蓮、処置室まではなちゃんのこと連れてきて。

俺は処置室の準備してるから。」

「わかった。よろしく。

はな、ちょっと走るけど許して。」

蓮くん細いのに、
よく私のこと抱いて走れるな、、、

病院から帰るところだったのかな。

申し訳ないな、、、

「ごめんね、、れんくん、、」

「なんで、はなが謝るの。

俺こそ、ごめん。」