「はなせんせい!」

後ろから高くてかわいい声が聞こえる。

「太陽くん。おはよう。

今日もママの付き添い?」

太陽くん。

例のクリスマスツリーの前で

ぶつかった男の子。

わたしが就職してから、太陽くんは

ママの待ち時間に遊ぶ、お友達になった。

「そう!

はなせんせいとあそびたくて、

きょうたのしみだったんだ。」