「、、、あ。」

「どうした?思い出した?」

「蓮くんの、マンションだ。」

もう、諦めよう。

そう思って鞄を閉めかけた。

「うちに行くついでに、取りに行ってもいいよ。

けじめ、つけたいでしょ。はなちゃんも。」