どうしてこう いつもタイミング悪いんだろう。 衝動的に家を飛び出した。 夜の街を目的もなく走った先にあった、 知らない街の公園。 ブランコを漕いで、空を仰ぐ。 スマホを開いて、蓮くんの連絡先を全部消す。 写真も、1枚1枚消してると 後戻りしてしまいそうだから 一気に削除した。 スマホの画面が、涙の雫で歪んでいく。 わたしから離れれば、全部解決する。 蓮くんを不幸にしたくない。 ばいばい、蓮くん。 大好きでした。