「、、、ならないでしょ?

わたしが1番わかってるから。

入院はしないよ。

診察終わったなら帰るね。」

鞄とコートを引っ掴んで

逃げるように診察室を出た。

少し前までなら、

追いかけてきただろう佐倉先生も

今日は追いかけてこない。