「はな、だよね。」

式は無事終わって、同窓会。

声を掛けられて振り向くと、

そこのにはスーツ姿のスラっとした男の子。

「忘れたの?

俺だよ。

小川晴人(オガワハルト)。

かっこよくなりすぎて、気づかなかった?」

「え、晴人?!

身長伸びすぎててわかんなかった。」

晴人はご近所さんで幼馴染。

中学までずっと同じだったけど

高校も大学も別々で

会うのは数年振り。

小さい頃は毎日のように

お互いの家に行き来していた仲。