ミルクが吠えたことによって

私に気づいた周りがザワザワし始めた。

人が集まってきてる。

「僕、医者です。通してください。」

聞き慣れた声。

その声の主は近づいてくる。

最悪だ、、、

「はなだよね?

大丈夫?

しんどいね、発作でちゃったかな。」

暖かい手が背中に当てられる。

顔を上げると、やっぱり蓮くんだった。

「ごめんなさい、、、」