「果穂、そんなに簡単に見せてもいいのか?」
思わず、もう一度聞いてしまう。
「果穂ちゃん、過保護な旦那はほっといて、アイデアあるなら見せて欲しい。」
呆れた顔で、雅也が言う。
「翔さん、こっちのスケッチブックはうちの朝食メニューを記録した物なので、
cafeのレシピでは無いですから。」
ふふっと笑って、翔に微笑む。
そう言うから、横から覗き込もうとすると隠そうとする果穂の心理が分からない……。
果穂は、何ページかペラペラと選び出し机の上にスケッチブックを広げる。
「これは2週間前の朝食です。
チーズとハムのオムレツに、照り焼きチキン、サラダ、バナナヨーグルトと、具沢山のコンソメスープです。これとか量を増やせばランチになりませんか?」
スケッチブックは、淡いパステルカラーの色鉛筆で彩色されていて、ワンプレートに料理の絵が描かれ、材料やレシピが書かれていて、一目で分かりやすくなっていた。
「1日30品目を目標にしているので、
朝食で10品目くらいの食材を心がけています。」
そこまで考えて毎日の朝食を作っていてくれたんだと翔は感心する。
「後、こっちは和食なんですけど、ブリの煮付けにだし巻き卵、大根と豆腐のお味噌、
きんぴらごぼうに、ほうれん草のお浸しです。」
いつも、朝からバランス良く手際良く作ってくれるので感心していたのだが、
他にも工夫や、時短の方法まで細かく説明が書かれていて、見ているだけで楽しいレシピ本だった。
「へぇー、凄いね。これ何枚かコピーさせてくれる?」
「…私が描いたって内緒にしてくれますか?恥ずかしいので…。」
思わず、もう一度聞いてしまう。
「果穂ちゃん、過保護な旦那はほっといて、アイデアあるなら見せて欲しい。」
呆れた顔で、雅也が言う。
「翔さん、こっちのスケッチブックはうちの朝食メニューを記録した物なので、
cafeのレシピでは無いですから。」
ふふっと笑って、翔に微笑む。
そう言うから、横から覗き込もうとすると隠そうとする果穂の心理が分からない……。
果穂は、何ページかペラペラと選び出し机の上にスケッチブックを広げる。
「これは2週間前の朝食です。
チーズとハムのオムレツに、照り焼きチキン、サラダ、バナナヨーグルトと、具沢山のコンソメスープです。これとか量を増やせばランチになりませんか?」
スケッチブックは、淡いパステルカラーの色鉛筆で彩色されていて、ワンプレートに料理の絵が描かれ、材料やレシピが書かれていて、一目で分かりやすくなっていた。
「1日30品目を目標にしているので、
朝食で10品目くらいの食材を心がけています。」
そこまで考えて毎日の朝食を作っていてくれたんだと翔は感心する。
「後、こっちは和食なんですけど、ブリの煮付けにだし巻き卵、大根と豆腐のお味噌、
きんぴらごぼうに、ほうれん草のお浸しです。」
いつも、朝からバランス良く手際良く作ってくれるので感心していたのだが、
他にも工夫や、時短の方法まで細かく説明が書かれていて、見ているだけで楽しいレシピ本だった。
「へぇー、凄いね。これ何枚かコピーさせてくれる?」
「…私が描いたって内緒にしてくれますか?恥ずかしいので…。」