会議室に雅也と優斗を先に呼び、戸川について聞き取りをする。
「最近、ちょっと後輩に対して目に余るものはあったんだよな。
自分に過信してると言うか、入った当初はそんな感じじゃ無かったんだけどなぁ。」
優斗はそう言って頭を抱える。
「でも、罰を下すには難しく無いか?
果穂ちゃんは社員では無いし、仕事上に支障をきたす訳じゃないからさ。
それに、当事者の果穂ちゃんは何にも言ってこなかったんだろ?」
雅也がそう言う。
「果穂は他人の悪口をまず言わないと思う。自分が我慢すれば済む事だと思ってる筈だ。」
「でもほっとく訳にはいかないだろ?
僕が上司として自分の部下が、
社長夫人である果穂さんを貶めるなんて、あってはいけない事だと思う。」
「戸川は翔信者なんだから、
翔が冷たくビシッと言えば、それだけでショックを与えられるだろ。
昨夜の話しぶりだと、
果穂ちゃんが、翔を落として結婚に漕ぎ着けたんだと思い込んでた節があったからさ。
翔の一目惚れだって言ったら相当ショックを受けてたぞ。」
翔は、信者ってなんなんだ?
と、一瞬思うが気にしてる場合でも無いとあえてスルーする。
冷静に考えたら、確かに人事に訴えるのは難しいなと思う。
「そうだな。
分かった、俺がどれだけ果穂が好きか語れば呆れられて、手を引くかもな。」
「お前の溺愛ぶりを初めて見た時は、
俺だって衝撃的だったからな。
別人だと思ったよ。」
雅也がそう言うと、
「へぇー、僕も一度、社長夫人に会ってみたいな。
元祖みかんパフェも食べてみたいし
何処で移動カフェ開いてるんだ?」
そう、優斗が果穂に会いたいと言い出す。
「教える訳ないだろ?
これ以上客が増えたら、果穂が忙しくなり過ぎる。」
「また、言ってるよ。
客が増えるのはいい事だろ?
忙しいなら、アルバイト雇えばいいんだしさ。」
「果穂にとって、カフェは趣味みたいなものだから、売上は気にしないんだって本人が言ってる。」
「何て名前のカフェ?
インスタに載せてるんだろ?」
「教える訳ないだろ。
この話は終わりだ、戸川を呼んでくれ。」
「最近、ちょっと後輩に対して目に余るものはあったんだよな。
自分に過信してると言うか、入った当初はそんな感じじゃ無かったんだけどなぁ。」
優斗はそう言って頭を抱える。
「でも、罰を下すには難しく無いか?
果穂ちゃんは社員では無いし、仕事上に支障をきたす訳じゃないからさ。
それに、当事者の果穂ちゃんは何にも言ってこなかったんだろ?」
雅也がそう言う。
「果穂は他人の悪口をまず言わないと思う。自分が我慢すれば済む事だと思ってる筈だ。」
「でもほっとく訳にはいかないだろ?
僕が上司として自分の部下が、
社長夫人である果穂さんを貶めるなんて、あってはいけない事だと思う。」
「戸川は翔信者なんだから、
翔が冷たくビシッと言えば、それだけでショックを与えられるだろ。
昨夜の話しぶりだと、
果穂ちゃんが、翔を落として結婚に漕ぎ着けたんだと思い込んでた節があったからさ。
翔の一目惚れだって言ったら相当ショックを受けてたぞ。」
翔は、信者ってなんなんだ?
と、一瞬思うが気にしてる場合でも無いとあえてスルーする。
冷静に考えたら、確かに人事に訴えるのは難しいなと思う。
「そうだな。
分かった、俺がどれだけ果穂が好きか語れば呆れられて、手を引くかもな。」
「お前の溺愛ぶりを初めて見た時は、
俺だって衝撃的だったからな。
別人だと思ったよ。」
雅也がそう言うと、
「へぇー、僕も一度、社長夫人に会ってみたいな。
元祖みかんパフェも食べてみたいし
何処で移動カフェ開いてるんだ?」
そう、優斗が果穂に会いたいと言い出す。
「教える訳ないだろ?
これ以上客が増えたら、果穂が忙しくなり過ぎる。」
「また、言ってるよ。
客が増えるのはいい事だろ?
忙しいなら、アルバイト雇えばいいんだしさ。」
「果穂にとって、カフェは趣味みたいなものだから、売上は気にしないんだって本人が言ってる。」
「何て名前のカフェ?
インスタに載せてるんだろ?」
「教える訳ないだろ。
この話は終わりだ、戸川を呼んでくれ。」