お昼前に、運転手付きの社有車が迎えにきてくれて、果穂を会場まで連れて行ってくれる。
会場の受付を抜けると、商品開発部の田中美咲が待っていた。
彼女は以前、ウェディングケーキ作りの時にお世話になった。果穂とも今ではたまにメールをする仲だ。
「果穂さん、お待ちしてました。」
「こんにちは、お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。」
果穂も笑顔で挨拶をする。
「社長が控え室にお待ちです。
講演まで後50分あるので、少しお話し出来ますよ。」
「翔さんは、お昼は食べ終わってますか?」
「控え室にお弁当が置いてあるので、お食べになったかもしれません。」
「そうなんですね、知らなくて…お弁当を持って来てしまったんですけど、
要らなかったですね。」
「きっと、社長だったら、お弁当を食べていても、奥様のお手製のお弁当の方が喜ばれて食べて下さいますよ。」
にっこり笑ってそう言ってくれる。
こちらです。と、美咲に着いて準備中の会場を通り会場裏の楽屋に通される。
こんなに広い会場で講演をするんだと、果穂は圧倒される。
トントントン。
美咲がノックをすると秘書の新田が現れ、
中へ通してくれた。
「社長、果穂さん来られました。
僕はちょっとお昼に行ってきますので、
10分前にはステージ裏に来て下さい。」
「ああ、分かった。
果穂、外は寒くなっかったか?」
翔が席を立ち果穂を出迎えに近付いて来てくれる。
「お疲れ様です。
大丈夫、寒くなかったです。」
翔は既に衣装に着替え、後は背広を着れば完成という状態で、髪もいつもよりきっちりと整えられていた。
カッコ良すぎて果穂はドギマギしてしまう。
会場の受付を抜けると、商品開発部の田中美咲が待っていた。
彼女は以前、ウェディングケーキ作りの時にお世話になった。果穂とも今ではたまにメールをする仲だ。
「果穂さん、お待ちしてました。」
「こんにちは、お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。」
果穂も笑顔で挨拶をする。
「社長が控え室にお待ちです。
講演まで後50分あるので、少しお話し出来ますよ。」
「翔さんは、お昼は食べ終わってますか?」
「控え室にお弁当が置いてあるので、お食べになったかもしれません。」
「そうなんですね、知らなくて…お弁当を持って来てしまったんですけど、
要らなかったですね。」
「きっと、社長だったら、お弁当を食べていても、奥様のお手製のお弁当の方が喜ばれて食べて下さいますよ。」
にっこり笑ってそう言ってくれる。
こちらです。と、美咲に着いて準備中の会場を通り会場裏の楽屋に通される。
こんなに広い会場で講演をするんだと、果穂は圧倒される。
トントントン。
美咲がノックをすると秘書の新田が現れ、
中へ通してくれた。
「社長、果穂さん来られました。
僕はちょっとお昼に行ってきますので、
10分前にはステージ裏に来て下さい。」
「ああ、分かった。
果穂、外は寒くなっかったか?」
翔が席を立ち果穂を出迎えに近付いて来てくれる。
「お疲れ様です。
大丈夫、寒くなかったです。」
翔は既に衣装に着替え、後は背広を着れば完成という状態で、髪もいつもよりきっちりと整えられていた。
カッコ良すぎて果穂はドギマギしてしまう。