しばらく、涙が止まらなくて…
抱きついたまま離れられなかった…。


「…ごめんなさい。
また、ご飯冷めちゃうね…。」
いっぱい泣いてちょっと気持ちが落ち着く。

「果穂がいっぱい食べてくれないと、
俺が太る事になるんだからな。」
翔さんがそんな事を言うから、ふふっと笑ってしまう。

「それに、俺に申し訳ないとか思わなくていい。
果穂を1番に助けられるポジションを得られて、むしろ喜びを感じてるんだから。」
そう言って笑ってくれるから、少しだけ肩の荷が降りた気がする。

「ありがとう、ございます…。」

「さぁ、食べよう。まだ、いっぱいある。」
2人笑い合いまた食べ始める。

いっぱい頼み過ぎだよ…翔さん…