その選ばれたパートナーがさっきの桐野命斗くん。
桐野くんと同じ部屋で暮らしているんだけど…ご飯を一緒に食べることはほとんどなかった。
朝くらいだと思う。
お昼も夜も友達と食べてくる。
会話もほとんどしない。
あの日からの進展はなし。
本当にどうしたらいいのかな……。
私の両親は私が小学一年生の時に亡くなった。
その後は叔母達に引き取られ、両親が亡くなって半年は涙が止まらなくて笑うこともできなかった。
でもそんなある日、初めて会った子が言ってくれた。
『天国の父さんや母さんが見たらきっと悲しむよ。だから、笑おう!ね!』
その日から笑えるようになった。
あの子、元気にしているかな…。
「夕飯何にしようかな…」
笑えるようにはなった。
けれども未だに一人だと……。
あまりお腹も空かないし、食欲がわかない。
夜はなしでいいかな…。
「お母さん、お父さん。一人は悲しいね…」
私はぽつりと零した。
もうこの世にはいない天国の愛する家族へ。
私は…家族が欲しい。
桐野くんと同じ部屋で暮らしているんだけど…ご飯を一緒に食べることはほとんどなかった。
朝くらいだと思う。
お昼も夜も友達と食べてくる。
会話もほとんどしない。
あの日からの進展はなし。
本当にどうしたらいいのかな……。
私の両親は私が小学一年生の時に亡くなった。
その後は叔母達に引き取られ、両親が亡くなって半年は涙が止まらなくて笑うこともできなかった。
でもそんなある日、初めて会った子が言ってくれた。
『天国の父さんや母さんが見たらきっと悲しむよ。だから、笑おう!ね!』
その日から笑えるようになった。
あの子、元気にしているかな…。
「夕飯何にしようかな…」
笑えるようにはなった。
けれども未だに一人だと……。
あまりお腹も空かないし、食欲がわかない。
夜はなしでいいかな…。
「お母さん、お父さん。一人は悲しいね…」
私はぽつりと零した。
もうこの世にはいない天国の愛する家族へ。
私は…家族が欲しい。