「好きです!私とパートナーになってください!」
「!?」
こ、告白っ!?
え…聞いちゃったけどよかったかな?
嫌……普通に考えてダメだよね。
早く行かないと!
そう思ってその場から離れようとした。
でも私の耳にはいつもそばに居てくれる人の声が聞こえてその場から動けなかった。
「ごめんね、俺さ好きな子がいるんだ」
え、命斗くんに好きな人が?
「俺はさその子じゃなきゃダメなんだ」
「……っ」
この学校の人なら代わってあげなきゃ…!
……でも。
どうしてこんなに胸が痛いの?
「その子のことを思うとさ胸がドキドキして」
私も命斗くんといるとドキドキする。
「何してるかな?とか、笑っていてくれてるかな?とかいろいろその人のこと考えちゃうんだ」
…私も命斗くんのこと考えてる。
いつの間にか無意識に…。
『命斗くん、ちゃんとご飯食べてるかな?』
『命斗くん、何してるのかな?』
「それに…他の知らない人といると胸がたまらなく痛くて苦しくなるんだ」