――――――…挨拶もそこそこに、私は恥ずかしさのあまり、逃げるようにルレイア卿の部屋から出て。

私はすぐさま、帝国騎士団に連絡を取った。

ルレイア卿が言っていたことが事実なのか、確かめようと思って。

…で、ほんの数分、電話でオルタンス殿と話してみた結果。

色々と分かったことがある。

…私が、とんでもない誤解をしていたということが。









「…」

ただただ、私は恥ずかしさのあまり頭を抱えた。

一言で言うなれば。

私は、帝国自警団の団長失格だ。